老後を真面目に考る人は、一生懸命節約をしてお金をためようとしている。でも「お金をためる」というのは、実はあまり効果がない。たとえば、30歳で500万円つくっても、仕事を失ったら2年くらいで貯金は底をつく。40歳までに必死に1000万円ためても、失業して次の仕事が見つからなかったら4~5年で貯金ゼロになる。

貯蓄よりは、働き続けることを目標にするべきではないでしょうか?

長い目で見て職場を変わったり、転職や就職に有利な資格をとるために貯金を使うのは良い手段だと思います。5歳年上、10歳年上の働いている先輩にアドバイスを求めるのもよいと思います。

 大切なのは、何かの事情で仕事を辞めるとしても「一生働き続ける」という意識を持つべきです。

最近まで60歳から年金が支払われていたのは、戦後の男性の寿命が65歳くらいだったからで、年金で暮らす余生は5年くらいだったようです。これが参考基準です。人生の終わりの1割が老後。それまでの9割までは現役で働く。多くの人がこのようなスタイルになるでしょう。

 日本人の平均寿命は女が87歳、男が81歳(平成27年厚生労働省調査)。とすると女性は78歳まで、男性は73歳まで現役で働きたい。働く年数はまだ伸び必要になるでしょう。

 女性の寿命が90歳になるのは時間の問題といわれています。65歳で仕事を辞めると、老後は25年もある。その間を年金で暮らすことになるが、年金でカバーできるのは生活費のせいぜい3分の2くらい(会社員で厚生年金に加入していた場合)。退職後の生活費をひとり年210万円とすると、その3分の1、年70万円は貯金で補う事になります。年70万円×25年は1750万円。夫婦2人だとこの2倍弱。でももし65歳から74歳までの10年間、年70万円の収入があったら、一人の貯金は15年分1050万円で済みます。

 65歳以降に楽しい仕事があれば、老後のための貯金がぐんと少なくてすむ。その分、30~60代の人生をもっと自由にできるはずです。

 多くの人が、疲れが取れない、腰痛で仕事に集中できない、など病気やケガ以前の疲労から働く意欲が削がれています。疲労による働くことへの不安、ストレスを解消できれば楽しく働き続けることはできます。

疲労のストレスを解消して働き続けたい人、松江市東出雲町のサルーテにお気軽にお問い合わせください。