筋肉には伸びたり縮んだりするときに

筋紡錘と腱紡錘といった感覚器が働きます。

2つの感覚器によって、筋肉が過剰に伸び

たり縮んだりすることを防ぐセンサーの

役割をしています。

 

筋紡錘とは

筋肉の中にある繊維で長さと速度を感知します。

筋肉が急激に伸ばされたときに収縮させる命令を出します。

腱紡錘(ゴルジ腱器官)とは

筋肉から腱の移行部の中で骨の付着部周辺に存在します。

どれぐらい張力(引っ張る力)が掛かっているか感知しています。

筋肉に大きな力が加わると反射で弛緩させる働きをします。

 

 

反射を利用してストレッチ

 

過剰な張力は柔軟性が高まるどころか、

筋肉を守るために縮むことが理解頂ける

と思います。

筋紡錘の働きを活用すると効果的な

ストレッチが期待できます。

 

私が施術に取り入れるのはアプローチ

したい筋肉に対して抵抗をかけて、

その後にストレッチをかけます。

また、コンデションによりゴルジ腱器官

にアプローチしてからストレッチ、

筋膜リリースを組み合わせてメンテナンス

を行います。

 

腱紡錘の低下は攣る(つる)原因?

攣る症状は、腱紡錘の働きが鈍くなる

ことで、調整する機能のバランスが崩れ、

異常な収縮が起きている状態です。

ふくらはぎの筋肉が緊張して縮むと

アキレス腱が伸びます。

筋肉が過剰に縮むとアキレス腱にある

腱紡錘が、腱の伸びすぎを防ぐため、筋肉に

「それ以上縮むな!」と指令を出します。

このとき、腱紡錘が働かず、縮んだ筋肉が

収縮を続けてしまうと、こむらがえりが

起きてしまうのです。

 

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